□ニキビ
医学的には、ニキビには尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)という名前があり、
立派な皮膚疾患の一種です。
ニキビとは、毛穴に発生する慢性炎症性疾患、または、炎症を起こす前の状態で、以下のような症状があります。
・皮脂腺から分泌された皮脂が毛穴からスムーズに排出されず、毛穴にたまった状態
・毛穴に皮脂が酸化して黒くなった状態
・毛穴が炎症を起こして赤くなったり、膿が溜まってしまった状態
これらの症状は、「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」など、それぞれの状態によって違う名前で呼ばれることがあります。
思春期にできるニキビも大人になってからできるニキビも、毛穴の入口がなんらかの理由で角質が増殖し、
皮脂が排出しきれずつまってしまうことが原因で起こります。
つまった皮脂が酸化し、アクネ菌が増殖することで炎症が悪化するのです。
アクネ菌は毛穴の常在菌で、思春期以降、誰の皮膚にもほぼ100%住みついている菌です。
肌表面のバランスを正常に保つ役割があり、肌に必要な菌で、悪玉菌ではありません。
嫌気性菌といって、空気のあるところでは生きられず、毛穴の奥など空気のないところにひそんでいるのです。
一週間でできるニキビケア
・皮膚科で処方される薬
・食事の見直し
・きちんとした睡眠
・肌を清潔に保つ
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