□エラグ酸
エラグ酸とは、イチゴやブルーベリーなどの果物に多く含まれる天然のポリフェノールの一種で、
もともとは癌の発生を抑制する効果があるとして、注目されていた成分です。
またポリフェノールの働きである抗酸化作用から、老化防止にも役立つとされています。
エラグ酸にはメラニンを黒色化させるチロシナーゼの働きを抑える働きがあり、
美白効果があるとして、化粧品などのも使われるようになりました。
メラニンは肌を黒くしたりシミの元になるとして有名ですが、
実はメラニンを黒くするのには、チロシナーゼという酵素が関係しています。
肌が紫外線を受けると、メラノサイトからメラニンがたくさん作られますが、
そのままではメラニンは黒くはなりません。
チロシナーゼがメラニンに働きかけることで、メラニンが黒色化して肌が黒くなります。
つまりチロシナーゼの働きをブロックすれば、肌が黒くなりにくいというわけです。
エラグ酸の強力な抗酸化作用は美白だけにとどまりません。
正常な細胞ががん化したがん細胞はエラグ酸によってその働きを抑えられ、
更にがん細胞に対して自分自身を細胞死(アポトーシス)させる働きもあるので、
がん細胞の抑制に効果があるとされています。
エラグ酸が多く含まれている食べ物
・イチゴ
・ブルーベリー
・ラズベリー
・ブラックベリー
・クランベリー
・アサイー
・ザクロ
・ナッツ類
主にベリー系の果物に多く含まれています。
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